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[詩] メランコリー

きみと、僕との隔たりに
世界を分かつ、隔たりに

ぼくは 深く
深く
深く
呼吸した。

しあわせな夢は、もう見たくない

[詩] 春嵐

風が吹いた

それは、それは つよかった。

花びらが舞う

世界をその手に握る、
彼の存在を

一を聞いて、
十を知った

一を聞いて、
真実を、この手に。

今日のこの日も

世界はただ、
それは、それは 美しく、鮮やかに
彩られたまでである。

[詩] 卒業

きらめく星と
あざやかに
息がくるしく
なるほどに

きみの瞳がかがやいて、
ぼくは未来を知ったのだ。

こわいものなど、もう何も。

たしかにぼくは、
未来をこの目に焼きつけたのだ。


[詩] きざし

さよなら、から

じんわりと
なみだにぬれて
重たいこころに
はるのかぜ

さよなら、から、だろう?

ぼくはこころをからっぽにして

あたらしく
夢をいっぱいつめこんで

さよなら、から、だ。
そのとおり。

さよならからだ。
僕らの旅は、これからだ。


[詩] ロンリネス

胸が軋んだ。
歯車を壊しても、

君とぼくの世界はまわる

二人だけの、
二人だけの

美しいひと時を
残酷なこの時を

静かに刻んだ、
この歯車を壊しても

胸が軋んだ。

今夜もぼくは、ひとりきり
孤独な夢におぼれた。

[詩] ドラマチック

少年は波にゆられ
塩辛さだけをひりひりと

少年は姫をさがし
どこまでも穏やかな海で

少年は荒波を知らない
少年は世界を知らない

ひとしきり波にゆられ

小説のようにきらめいた
ときめきが彼を待っていた

[詩] 有効期限


あの日の魔法のガラスの靴は
いつの間にやら ひび割れていた

ああ、穢れるとは こういうことか

純潔のまま
あの日のぼくは
記憶の中に眠っていたい

真実はとても残酷だ
やさしい嘘にかこまれて
いつまでもぼくは、
目覚めたくなかった

[詩] ピアス

きみは片耳に、月をぶらさげていた。

長い髪と、
ゆらゆらゆれた。

そちら側へ行きたいと、
ぼくは
一心に願って
目をつむった。

静かな夜だ。

きみのそばへ

きみのそばへ

月には今夜も、
手が届きそうにない

[詩] GOOD NIGHT,MOON

ハロー、ハロー
こんにちは

ぼくをむしばむ憂鬱は
夕闇に溶けて
空をいっそう暗くした

鬱屈な色の宵闇に
光っていたのは君なんだろう

知っているのはぼくだけさ
知っているのはぼくだけさ

グッナイ、ムーン
また明日
輝く月と、宵闇に。


[詩] Pomme d'Amour

愛したのさ
愛してるのさ
愛しちゃったのさ

あの娘があんなにほしがった
「あいしてる」ってこんなにまずい

あの娘をこんなにかんがえて
「あいしてる」ってこころがおもい

好きだった
大好きだった
あまずっぱくて、こころがかるい
あのころっていつだっけ

愛しちゃったのさ、
世界で一番大嫌いな、
「愛してる」を、
いま。